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エッチな体験談


秀明が来て、エッチした。その時雅人の名前を言ったみたい

当時:漏れ24、彼女21
付き合っては3年目、遠距離ですた。300kmくらいかな。
付き合うきっかけは、漏れの主催したオフ会だったんだけど、人があつまんなくてサシオフになったのよw
それでなんかいい感じで盛り上がって付き合った。
でも、彼女の大学進学が決まって遠距離に。
でもそんなことをなにも言わずに、漏れに処女くれた。嬉しかったなあ。
で、遠距離を打ち明けられて、なんとも言いようもなくてさ、「とにかくいっぱい会いに行くから」なんて、
励ましにもならないようなこと言ったりして。そんなこんなで遠距離恋愛が始まったのよ。

彼女は最初の1年間は女子寮入ってて、会うのもいろいろ制約はあったけど、それでも月一くらいで
お互いが交互に会いに行くような感じで会ってた。
1年経って、彼女もアパートで一人暮らしをするようになった。これで気兼ねなく部屋でHできるようになったw

とにかくアルバイトに励んでは会いに行くって感じだった。おかげで留年したりw
でも会えると幸せだった。

で3年目に入って。
彼女もだんだん専門の授業が入って忙しくなってきた。漏れも留年したとはいえ忙しかった。
そんな中、体をこわして漏れが入院したのよ。もともと体は強い方じゃなかったから、これはちとこたえた。
で、3ヶ月くらい彼女と連絡が取れなくなってしまった。
もちろん彼女からの電話も受けられなかった。携帯とかなかったからね。
連絡がなければ、スレのみんなが想像するようなこともあるわけですよ。



連絡できないのはかなーり厳しかったが、自分の体をとにかくなんとかしなきゃと思って、懸命に治そうとしたよ。
彼女のこと想って一日でも早くってさ。
で、ようやくと連絡が取れるようになったのだけど、彼女には心配かけたくなかったから病気のことは言わなかった。
これがまずかったんだけど・・・

仮に、漏れ→雅人、彼女→真理、としとく。
当時彼女のアパートには電話がなくて(親に反対された)、連絡は彼女が公衆電話からかけていた。
で、俺は彼女にテレカをよく送ってた。

真理「あの、雅人。・・・どうしても結婚式行かなきゃダメかな・・・」
俺「どうしたん?急にさ」
真「うん・・・忙しいしお金もなくて・・・ちょっと行くのつらいかも」
俺と彼女は、共通の友人の結婚披露宴に招待されてた。忙しいのはお互い様だけど、
彼女との付き合い始めからよく知ってるやつだったし、行くべきだと考えてた。
俺「大変なのは分かるけどさ・・・でも二人のために祝ってやりたいよ。それに『ふたりで来てね』って言われてるじゃん」
真「うん・・・わかった・・・」
程なくテレカの残が無くなった。もうスレ的には怪しさ大爆発だけど、当時は微塵にも思わなかった。
なんか元気ないなー程度しか思わなかった。非常に毒男的鈍感さだったな('A`)

その後すぐ、医者から「様子見て、ちょっと間隔あけようか?」と言われて喜んだ。
それまで退院はしてたけどほぼ毎日と言ってもいいくらい通ってたんで、これで会いに行けると思った。
もういそいそと準備ですよ。彼女とはこちらから連絡取れないけど、合い鍵もあるし、いいや。
元気もなかったからちょっと驚かせてやれ、と。披露宴に出られないなら、少し費用を出してやらないとな、とか。
で、高速バスの予約もした。あいにくと混んでて、最終のやつしか取れなかった。夜に着くけど仕方ない。
会える時間は短くなるな。でも3ヶ月待たせたしな。ここはひとつ、頑張ろう。

次の日の夕方、高速バスの人になりました。中では真理のことばっかり考えてる。
どうしてたかな。3ヶ月待たせたの怒ってるかな。病気のこと言った方がいいのかな。どうするどうする。
なんかどうでもいいことばかり考えてた気がする。
到着にはまだまだ時間があるから寝ようとするんだけど、眠れなかった。ハイだったんだろうね。

夜11時近く。バスは着いた。3ヶ月見ないうちに、真理のいる街はちょっとだけ変わってた。
駅前の繁華街とはちょっと反対の方向へ、区画整理中の道路を抜けて住宅街へ歩いてった。
しばらくして、住宅街の中から彼女のアパートが見えてきた。ちょっとぼろいけど。家賃は安いらしい。
暗がりでも通い慣れた道だけによく覚えてるもんだ。
で、もうすぐだというときに、見慣れないものがあった。アパートの下に400ccのバイク。
「?」
彼女のアパートは、たまたま住人が引っ越して行って、今彼女しか住んでないはずなんだけどな。
で、他の3部屋も電気消えてるし。どういうことだ?
俺は状況が全く読み込めなかった。彼女は中免持ってるけど、バイクを買ったという話は聞いてない。

ちょっと寒気がした。
今なら「男連れ込んでやがるな」とか分かりそうな、プンプン臭う状況だけど。そういう考えに至ってなかった。
ただ寒かった。

階段を上がって、彼女の部屋の前に着いた。電気はついてる。かぎはかかっていた。
合い鍵で開ける。

・・・
・・・
・・・

彼女が全裸で冷蔵庫から飲み物を取り出そうとしてたらしい。
玄関を入るとすぐ台所なので、ちょうど鉢合わせ。
俺、固まる。真理も固まってる。
「???」
なんか言おうにも言葉が出ない。

真理「ごめん!・・・ちょっと出てて!」

何があったんだ?なに?これ?

全裸のままの真理に押し出された俺は、混乱してた。
まてまて、どういうことだ?

見たことのないバイク、玄関には男物のブーツ、そして全裸・・・

「!」
いくら鈍感な俺でも、これはさすがに分かった。いったい真理に何があった?
「ちょ・・・ちょっと真理!・・・どういうことだ!」
俺は叫んではっと我に返った。住宅街だよここ・・・
押し黙ってしまった・・・ヘタレなのだよ(´・ω・`)

少しして、(たぶん)下着をつけずにパジャマを羽織って真理が出てくる。
真理「あの・・・今日は・・・帰って・・・」
俺「なに?どういうことよ?・・・これはさすがに俺でも分かる状況だよ?」
真「雅人・・・ごめん・・・帰って・・・」
俺「なによ?説明してよ?納得できないだろ?」
真「ごめん・・・彼にも話をしないとならないから・・・」
俺「え?・・・彼ってなに?」
真「ちゃんと話をするから・・・今は出てって・・・あのホテルにいて・・・行くから・・・」

そこで踏み込めない俺はヘタレだよ(´・ω・`)
で、うやむやに押し切られ、俺は彼女とよく行ったラブホへひとりで行った。情けない。
ぐらぐらした頭で今の状況をかみしめようとしても、思考が停止してる。なんなんだ、と。
なにもせずただ真理を待つ。

どのくらい待ったか覚えてない。短かったんだろうけど。
真理が来る。

真理「雅人?」
俺「・・・」声をかけようにも言葉にならない。
真「あの・・・ごめん・・・あたし・・・」
俺「ん?・・・」
真「・・・別れたいの・・・」

ラブホで別れ話ですか、そうですか。相変わらず思考が停止してる。

俺「別れる?・・・ちょっと、ここで言われても・・・」
真「(泣き始める)」
俺「まず、真理のとこ行かせてよ。・・・全く分からないよ・・・」

とっても短いご休憩w料金は真理が払った・・・

えぐえぐ泣いてる真理の肩を抱きながらアパートまで戻った。
泣きたいのはこっちのほうなのに、なぜか「泣くなよ」とか慰めてた。
なんか惨めだ。

アパート。
もうそこにバイクは無かった。真理が逃がしたんだろう。件の男の顔くらい見たかったんだが。
真理はドア前から中に入ろうとしない。
俺「なんだよ・・・中に入れろよ・・・」
俺がやっとのことで言葉を吐くと、しぶしぶ入れた。
部屋は、タバコくささとエッチ後のすえた独特のにおい。タバコ嫌いの俺にはあまりにつらい。
でもそのにおいを嗅いだとき、「あー、やっぱこいつやってたのか」なんて思った。

俺「ずいぶんお盛んなんだな・・・」
皮肉でもなく、すんなりつぶやいた。真理はビクッとしてる。

しばらくの沈黙。というよりすすり泣き。
俺はやっと言ったよ。
俺「で、俺に最初から説明してよ・・・いちいち俺が訊くのも疲れるから、真理が最初から。説明して」
真理はまだ泣いてる。
俺「あの、さ・・・俺のほうが泣きたいの。見ず知らずの男と彼女がドロドロとセックスしてさ。
で、別れろ・・・って。なんなのよ。
・・・説明しなよ・・・最初から・・・」
真理はすすり泣きながらも口をあけた。でも聞こえない。
俺「なに!・・・聞こえないよ!・・・ほら!」

俺を少しにらんだような気がした。そして話し始めた。

男は真理の幼馴染ということ。ついこの前実家に帰ったとき偶然再会して、そのとき意外と近くに住んでると分かったこと。
何の気なしにアパートを教えたら遊びに来たこと。最初はセックスとかそういうのは一切無かった、と。
彼も俺がいることを知ってる、と。

真理「でも・・・雨の日に来てね・・・ずぶぬれだったの・・・
服を乾かして・・・自分の服、貸して・・・寒かったから、そばにくっついてたの。
雅人と連絡無くて・・・寂しくて・・・ヒデ(男のこと)が遊びに来てくれて・・・嬉しくて・・・
・・・
・・・
私から・・・キスした・・・」

キス・・・その言葉を聞いて胸が締め付けられた。吐きそうになる。

で、そのままヒデに抱かれた、と。でもその日はできなかった、と(ヒデが起たなくて)。
次の日にできた、と。ヒデはそれまで童貞で、自分が初めてで嬉しかった、と。
なんかそれからヒデと会う回数が増え、好きになり。セックスもこなせるようになり。
俺を忘れていった、と。

俺「ふーん。俺は過去の人なんだ・・・」
真「違う!そうじゃない・・・けど」
俺「でも・・・あれ・・・」
俺は写真たてを指差した。ご丁寧に俺と真理のツーショット写真が伏せられている。
真「・・・」
俺「真理もヒデとやらも・・・俺に見られて感じてたのか?」
真「違う!・・・違う・・・よ・・・見られたくなかったし」
俺「し?」
真「雅人との写真・・・飾ってる自分がいやだった・・・」

俺「で?どうなの?」
真「ヒデが好きで・・・雅人も嫌いじゃないけど・・・もうこうなってるし・・・
別れよう・・・」

不思議と修羅場なのに冷静だったり。つか、なんか面倒なの考えるの、いやになってた。
俺「真理・・・俺はお前が好きだし愛してる・・・離れるのはいやだ・・・
でも、今はどうするのがいいのか、正直わからない」
真「・・・」
俺「結婚披露宴にはせめて参加してよ・・・俺と真理の大切な人だし・・・せめて祝おうよ・・・」

なけなしのお金だけど、真理に旅費として渡す。つか、テーブルに置いただけだけど。

真「これ!・・・受けと」
俺「真理も俺も冷静じゃないし・・・少し考えなよ・・・明日朝一で帰るから・・・」
真理が押し黙っている間に、重い足取りでアパートを出る。
どこをどう歩いたかはあまり覚えてないけど、バスターミナルまでは来た。
真理は追いかけてはこなかった。愛情が冷めてるんなら当然だわな。

で、しばらくして。真理から電話がある。
真「披露宴、行く・・・それだけ・・・」
用件だけ言ってすぐに切れた。俺は会える感慨も会ってしまう鬱もなく、淡々とそれを聞いた。
壊れてたんかな。
披露宴当日。真理はおめかししてきた。当然なんだけど。その姿を見て、なぜか胸が痛い。
あーやっぱ好きなんだな。かなり鬱になってきた。
そして披露宴もつつがなく進行し、仮面恋人の俺たちもうまくこなした。
なぜか見送りの新幹線のホームで胴上げされて、びっくりしつつも激しく鬱になったことを覚えている。
そして一緒に新幹線に真理と乗った。お互いに目線も合わせず。手もつなぐこともなく。
もうすぐ終わりなんだなあ、なんて思いつつ。

あと15分もすれば自分の降りる駅に着くというころ。俺はなぜかこんなことを訊いた。
俺「なんで今日来たの?」
真「え?・・・んっと・・・ヒデに・・・行っておいで・・・って・・・」
俺「・・・」
真「雅人との気持ち・・・確認しておいで・・・って」

正直ひでぇ男だと思った。俺に引導を渡したいんだろう。苦笑するしかない。
俺「そっか・・・で?」
真「別れようと思った・・・でも・・・まだ混乱してる・・・」
俺「もう降りるし・・・かっこ悪いからななんて思ったけど・・・実はさ」

切り札を切った。
自分の病気のこと。入院してたこと。連絡がまったく取れなくて不安だったこと。
今でも通院してること。それからそれから。
これで真理が戻ってくるなんて少しも思っていなかった。とにかく自分の不安な気持ちを打ち明けずにいられなかった。
真理は驚いて・・・でも何も言わなかった。

今更ながら考えれば、このタイミングはずるいしあざといなと思うんだけどねw
でもなんだか言ってしまったよ。
駅に着いた。扉が開く。もう降りなきゃ。
俺「真理・・・じゃ、降りるよ」
真「・・・」
俺「じゃ、また」
真「・・・雅人!」
降りた俺に真理が叫ぶ。つい振り返ってしまった。
真「雅人!・・・」
真理は降りるわけでもなく、叫んでた。俺はというと、なんだか悔しさと敗北感でつらかった。
でもちいせぇプライドで、振り向きなおすと真理に手を振った。で、見返さずに出口へ。
真理は出て行った新幹線でさらに自分の住むところへ。ヒデも待ってんだろうな。

終わったな、と。その直後は涙すら出なかった。
でもアパートに帰ってからワンワン泣いた。情けないくらい泣いた。そのうち疲れて寝てしまうだろう。

夜。
ほんとに疲れて眠ってしまったようで。のどが渇いてる。水を飲みに起きた。すると。
玄関に真理がいる。え?
いくらなんでも新幹線で帰ったろうと思っても、確かにいる。自分がちょっと信じられない。
真「雅・・・人・・・」
俺「真理?・・・はい?・・・」
なにしてんの?帰ったんだろ?なんでここにいんのよ?なに泣いてんのよ?
わかんないことだらけだ・・・
真「雅人・・・まさ・・・ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!・・・」
真理が胸にしがみつく。でもやっぱりこの現実を理解できない。
俺「真理・・・どうしたん?・・・わかんねーよ・・・」
真理は「ごめんなさい」ばかり言ってる。なんなのよ、この状況。

とにかく玄関にいるのもなんなんで、真理を部屋へ上げる。
泣いている真理をほっといて(をぃ)、部屋に客用のふとんを敷く。
もはやモトカノだし、一緒に寝るというのはありえんし。新幹線ももはや無い。どっかに泊まれというのも冷たいし。
傍目から見れば滑稽な図も、自分には真剣に行ってた。
俺「とりあえずなんだ・・・俺のトレーナー貸すから・・・今日はあと風呂入って寝な」
真「・・・」
俺「明日駅まで送るから・・・」
真「・・・あの・・・」
俺「いいから!まずは風呂入れ入れ!」何か言いたげな真理を無理やり風呂へと押し込む。
なんか疲れる・・・俺はもう風呂はいーや。寝ちまおう。
俺のトレーナーを着て真理が上がってきた。
俺「さ、この布団で。寝れ寝れ」

真「雅人・・・」
俺「いーから寝れ!はい!おやすみ!」
無理やり電気を消してしまう。もう考えるのもやだよ、ママン。悶々とする。
真「あの・・・雅人?」「・・・」「雅人?」「・・・なに・・・」「そっち行って、いい?」「ん?なんでよ?」
真「一緒に寝たいの・・・いえ、一緒に寝てください・・・お願いします・・・」
考えるのも嫌だというのに・・・でも「ほれ」と布団をめくってスペースを作ってしまうこのサガよ・・・
真「ありがと・・・ございます・・・」「なに敬語なんだよ。もう元彼ってか」
真「ううん・・・怖かったから・・・でも、嬉しい」
俺「そか・・・嬉しい、か」考えることをやめてるので、そう言われても嬉しさも感動も無い。

真「ね・・・雅人・・・」「ん?」
真理が俺の手をとって自分のオパーイへと導く。でもなんの感慨もねぇよ。
真「お願い・・・」

Cカプの胸を触ってもこんなに感慨が無いとは・・・お願いって言われても・・・
俺「ごめ・・・俺・・・無理・・・」
真「ね・・・お願いだから・・・」
俺の手を今度はマムへ導く。穿いてないよ・・・濡れてるし・・・
俺「でも・・・やっぱ・・・無理・・・起たないし」
なんか精神的なもんだろうけど、起たないのよ。びくりともしない。

真理はなんかを考えて、そして布団へもぐった。
ヘラですか、そうですか。俺のティムポをまさぐって、いとしげに舐め始める。
でも全然ダメ。ヘラは俺がみっちり仕込んだんだがw。それでもびくともせず。EDだよ・・・

それでも深く咥えて、ヘラをやめようとしない真理。うーん、感じないよ。つか、痛くなってきた。
俺「いて・・・ごめ・・・ちっと痛いわ」
真「あ・・・ごめん・・・」
ほんとに(´・ω・`)の顔で布団から顔を出す。というより、なんで急に。
俺「いや・・・嬉しいんだけど・・・なんで急にしたくなったのよ?」真理の表情が暗くなる。
真「雅人の病気の話聞いて・・・自分が情けなくなって・・・ここに来ても、雅人の顔見るのつらくて・・・
雅人の顔見たら、ほんとに好きでたまらなくて・・・欲しくなった・・・」
正直困った。そう言われても、この前の間男見てるとな。できそうもないよ。
俺「あのさ・・・ヒデのこともあるのに、真理をとても抱ける気になれないよ」
真「あ・・・うん・・・ごめんなさい・・・」
なんで据え膳ひっくり返すかな、俺w

真理はそれでもなんか俺のティンポ弄ってる。ほんと起たねぇよ。
俺「真理・・・もういいよ。なんか今日はダメそうだ」
真「そか・・・ごめんなさい・・・」
俺「情けねーな・・・まあ、今日は一緒に寝てくれよ・・・な」
真「いいの?・・・ありがと・・・」
ちょっと安心したような表情で真理がくっつく。なんか嬉しいようないたたまれないような、複雑な気持ちで寝ようと試みる。
ほんとなら眠れないような状況だろうけど、真理の温もりで安心したのか、それともよほど疲れてるのか、程なく眠った。
真理は眠ったかどうかは知らない。

どんなに辛かろうが朝は来る。目が覚めると、やっぱり真理は隣にいた。
あー、現実なんだと思うと、なぜか気が重くなった。
真「あ・・・おはよ・・・」かすれた声で真理が言う。
俺「ん・・・おはよ。今日は新幹線で帰るか?それともバスにするか?」
真「あ・・・ん・・・と・・・もう一日居たい」
俺「んー?でもヒデ待ってるだろ?」
真「彼は大学だから・・・今日はいないよ」
俺「でも、さ。たぶん真理のこと心配してるさ。・・・夜に飛んでくるんじゃないか?」
真「でも、雅人と居たいよ・・・」
俺はどうしたらいいのか分からない。そりゃあ真理と居られたらいいけど・・・
俺「ん・・・わかった。今日は俺とデートしよう・・・でも、明日は帰ろう、な?」
真「ごめん・・・ありがと・・・」
なにがごめんで、なにがありがとなんだか。

俺「デートだから、ちょっと付き合って欲しいトコがあるんだ」
俺は真理を病院に連れて行った。通院日だったし、現実を突きつけた。
先生は俺の大先輩(高校のOB。つっても、もういいかげん爺さん)で、「彼女です」なんて紹介したら、
「やってるなー」とか訳のわかんないこと言ってた。
真理は病院から出た後、暗い顔をしてた。当然だわな、これが現実ってもんだ。
俺「ごめんな・・・これが今の俺」
真「うん・・・話を聞いて分かったつもりなんだけど・・・」
真理は声を出さずに泣き始めた。俺は真理を抱きしめるしかできない。
俺「ま、腹減ったら暗くなるし・・・飯いこ、飯」
真理の好きだったパスタ屋へ行った。いつものランチを頼んで食べたけど、お互いに会話するでもなかった。
なんか二人で黙々と食べた。
そしてなんとなくいつものデートコースを回って、アパートへ帰ってきた。
夜に真理と頑張ろうとしたけど、やっぱり起たなかった。二人で苦笑いして寝た。

次の日、真理は高速バスで帰っていった。「長くいるとつらいから」って、朝一のバスで。
どうなんのかな、俺達。

真理が帰ってしばらくして。電話が鳴る。
真「雅人?」「おー、真理か。どした?」「体、どう?」「どうもなにも、先生にお任せ」「そっか」
俺「ヒデは来た?」「うん」「・・・やった?」「・・・うん」「・・・そっか・・・気持ちよかった?」「・・・うん」
何自虐的なこと言ってるかな、俺。
真「ね、雅人!」「ん?何?」「あの・・・よかったら・・・」「ん?」「早く、私のトコへ、来て・・・お願い」
俺「そう言われても・・・ヒデいるだろ?」「あの!・・・来て欲しいの・・・雅人に・・・会いたい・・・」
真理の気持ちは固まったんだろうか。それにしたってちょっと行くのは憚られる。
俺「じゃあ、近いうちに行く・・・来週は無理だから、再来週」
真「え?・・・うん!・・・待ってる・・・必ず・・・待ってる」
俺「じゃ、待っててよ」「うん」「じゃ、また」「うん、また」

相変わらずピクリともしない自分のティンポを伺う。どうしたもんか。

それにしても真理はよく電話をかけてくる。他愛もない話ばかりだけど。
今までの連絡のなさを埋めるみたいに。たぶん俺の体が心配なんだろうけどさ。
これって愛情じゃなくて情なのかな、なんてことも考えたり。
でも真理が精一杯俺を励ますので、少しずつ自分のティンポも復活してきたw

2週間経って、約束通り真理のところへ行く。でも今までみたいなウキウキはなく、どんより鬱を感じつつ。
アパートにはバイクはなかった。当然だよな。元彼来るんだし。
真「雅人!・・・会いたかった・・・」真理が抱きつく。そしてキス。今までみたいなラヴラヴは感じないけど、
でもちょっと嬉しいと感じるようにはなった。
真理の部屋で真理の手料理を食べ、一緒に風呂なんぞ入り、寄り添ってテレビ見たり。
なーんだ、いつものラヴラヴカポーじゃん。そんなとき、ピンポーン、と。
真理が玄関に出て、固まる。俺は敢えて行かない。真理が何かを言ってドアを閉める・・・

俺「ヒデ?」「・・・うん・・・」急に部屋の空気がよどんだ。

俺「俺が来ること、ヒデに言ってなかったの?」「うん・・・」「なんで?・・・もちっとうまくやりなよ・・・」
真「違う!・・・そうじゃ、ないの・・・」
真理は震えながら続ける。
真「言えなかったの・・・雅人のこと・・・ヒデとやめたいってこと・・・」
俺「・・・んー・・・言えなかったって・・・それで済む問題じゃないだろ?」
真「雅人のこと考えるとつらいの・・・一緒にいたくて・・・でもヒデに甘えてしまうの。ヒデ暖かくて、つい拒めないの・・・」俺「・・・」
真「ヒデとエッチして、すごく後悔する・・・雅人じゃないんだって・・・でも、雅人・・・」
俺「・・・俺、さ。お人好しじゃないし。ヒデのことは許せない。別れてよっていつも思ってる」
真「うん」
俺「でもそれ言うの俺じゃないだろ?・・・真理が言わないと」
真「うん・・・ごめん・・・雅人苦しめてる・・・」
俺「それ、本意?」真理は首を横に振る。
真「雅人・・・ごめんなさい!雅人!・・・」声を上げて真理が泣きじゃくる。
俺「なんとかしようよ・・・な」
真「うん・・・うん・・・」俺はだまされてるのかな?

真「お願い!私を抱いて!・・・めちゃめちゃにして・・・お願い」泣きながら真理が言う。
俺「!」
なんだろ。今まで全然ダメだったティムポが復活したよ。
思わず夢中で真理を抱いた。めちゃくちゃやりまくった。朝まで眠らずに。
そして外が白々明けて、二人とも疲れていつの間にか眠った。起きたときはなぜか繋がったままだったw
ま、ティムポはしぼんで抜けてたけど。
真理も起きて、二人でなんでか笑ってしまった。ようやく嬉しい気持ちが戻ったみたいだ。

朝食は二人で作った。なんか幸せだったな。もちろん、二人は覚悟を決めてた。
真「ヒデに電話するね・・・一緒にいてくれる?」「うん」

平日なので、真理は大学へ。俺はさぼってやって来たから、なにもすることがない。
つい部屋のカラーボックスを眺める。そしたら、日記帳を見つける。とことん自虐的だな、俺。
気持ちとしてははしょりたいけど、たぶんここがスレ的ツボだと自覚してるので書く。
でも肝心なトコだけ、な。

日記はご丁寧に、一人暮らしを始めてから続いていた。自分の彼女ながらすげーなと思う。
もちろん目で追ってるのは、ヒデとの一部始終。・・・これか。あった。

○日
秀明がアパートにやってきた。びっくりした。冗談で教えたつもりだったのに、わざわざバイクで。
部屋でいろんな話をした。懐かしかった。雅人がいなくて寂しかったけど、少し気が紛れた。

○日
今日も秀明が来た。部屋の写真を見つけて「彼氏?」って訊かれた。もちろんうんって返事した。
街でご飯を食べて帰っていった。今日も雅人と連絡が取れない。寂しい。

○日
秀明が来た。「彼氏は?」って気にかけてくれる。嬉しい。でも連絡が取れてない。
秀明が「大丈夫」って言ってくれた。ありがと。

○日
すごい雨。外に出られない。秀明はバイクだから来ないだろうな。なんか最近気になる。
秀明どうしてるかな。雅人はどうしてるんだろう。

○日
雨。秀明が来てびっくりした。ずぶぬれ。全部濡れてる。シャワーを貸して、自分の服を貸した。
なんで来たの?って訊いたら「会いたかったから」って。嬉しい。
秀明が優しい。ついつい甘えてしまう。そう思ったらキスしてしまった。秀明はびっくりしてた。
なんでしちゃったんだろう?

秀明に今度はキスされた。そのまま脱がされてエッチしそうになった。
でも秀明のが入らなかった。はじめてで緊張してるのかなって言われた。
自分が秀明の初めてなんだって、嬉しかった。抱き合って眠った。あったかい。
次の日はちゃんとできた。自分が秀明のをなめたら、ちゃんと固くなった。
よかった。秀明が感じられた。

○日
秀明が来て、エッチした。その時雅人の名前を言ったみたい。秀明が「ヒデって呼んでよ」って言った。
頑張ってみようと思う。雅人には申し訳ないけど。

○日
雅人に電話した。披露宴に出たくないこと言おうと思った。でも言えなかった。
雅人の声聴いたら、泣きそうになった。
ヒデは今日も来てくれた。エッチはしたくないって言ったら我慢してくれた。
どうしよう、今はヒデが好きだ。雅人になんて言おう。

○日
今日エッチしたとき、ちゃんとヒデって言えた。嬉しかった。雅人にはちゃんと言わないと。
別れないと。

○日
雅人が急に来た。ヒデがいるからびっくりして、追い返してしまった。ホテルに行って、別れ話をした。
なんでこうなったんだろう。ホテルに行く前ヒデは「いない方がいいだろ」って出ていった。
アパートで雅人にお金を置いてかれた。披露宴に出て欲しいって。どうしよう。

○日
ヒデが来た。披露宴のことを話した。ヒデはすごく悩んで「行っておいで」と言った。
雅人とのこと確認しておいでって。本当は行きたくない。でもこのままじゃダメだから行こうと思う。

○日
披露宴に行く日、ヒデが見送りに来てくれた。嬉しいけど、これから雅人に会うと思うとつらい。

○日
帰ってきた。すごく悲しくなった。
雅人の病気のこと。連絡取れなかったこと。全部聞いた。病院にも行った。
すごくひどい女だ、私。雅人のつらいの、分かってなかった。ヒデに甘えてる間もつらかったのに。
雅人としたかったけど、できなかった。当たり前だ。ひどいことしてるんだもの。
どうしよう、別れようって思って行ったはずなのに、やっぱり雅人が好きだ。
ヒデにもひどいことした。自分が分からない。

○日
ヒデが来た。求められてした。激しかったけど、いつもみたいに感じなかった。なんでだろ。
雅人に悪いことしてるからかな。ヒデにも悪い。

○日
ヒデが泊まっていった。したいって言われたけど断った。なんかできない。気持ち悪い。

○日
雅人に来てって電話した。再来週に来てくれるって。嬉しいよ。
でもヒデのこと訊かれて苦しかった。まだヒデのことも好きなのかな。
雅人だけ好きになりたい。自分が嫌い。

○日
ヒデに求められた。したけど、全然気持ちよくない。もう止めて欲しい。
ヒデにごめんって言っても、分かってくれない。エッチが怖いよ。

○日
もうすぐ雅人が来る。早く来ないかな。ヒデは最近学校が忙しいのかな。来ない。
でも来ないとなんか安心する。ヒデの顔を見るのが怖い。

○日
ヒデが来た。でも帰ってって言った。ヒデはなんでって訊いたけど、答えられなかった。
雅人、ごめんなさい。ヒデ、ごめんなさい。ヒデは帰ってくれた。ほっとした。

読んでてだんだん吐き気を感じてきた。やっぱり真理がヒデに抱かれてる事実を知るのはつらい。
馬鹿なことをしたと思う。
無性に自分に腹が立って、酒でも飲まないとやってられなくなった。浴びるように飲む。
もともと下戸の俺は、すぐに気持ち悪くなった。薬も飲んでるというのに、酒なんて。
目が回る。吐くなと思う寸前で、なんとかトイレに這い出して吐きまくった。
這ったまま部屋へ戻る。目が回ってどうしようもない。
ドアが開くような音がしたけど、そこから先は覚えてない。

めまいが少し楽になった。真理の膝枕で寝ていたようだ。真理が泣いたまま俺を見てる。
「雅人・・・なんで?・・・ごめん・・・」
真理は俺が見てしまったのを分かったようだ。俺もうまいことやればいいのになw